母乳の出が悪くて、混合育児(混合栄養)に…の記事にも書きましたが、
私は、一人目妊娠中は、何が何でも完全母乳で子供を育てたい
とまでは考えていませんでした。
実の母親などから、おっぱいが出過ぎて張って困って捨てていた
というような話もよく聞かされていましたので、
出産すれば、母乳は普通に出るのだろう程度に思っていまして、
むしろ、夜間だけでも、ミルクを少し足せたら、
母親である私の体も休まって、育児が楽かもしれないな、 とすら考えていました。
私自身は、帝王切開にこそなりましたが、
最初の子を妊娠するまでは、
体にメスを入れるどころか、風邪一つ引かない方でした。
お酒もたばこも飲みませんが、
料理が好きで、10代の頃から、食材や栄養にも気を配って
自炊していましたので、おっぱいだって、そこそこ
健康的に自然に出るんじゃないかなぁ~と
根拠のない自信のようなものもありましたので、
帝王切開になり、その後、おっぱい不足に悩むことは、
実は、あまり予想していませんでした。
混合栄養は、確かに面倒です。
赤ちゃんとお出かけする際も、我が身一つで行くのは不安で、
常に、哺乳瓶とお湯の入った水筒と粉ミルクのセットを
持ち運んでいましたし、授乳の度に、
調乳してミルクも足さなくてはいけません。
おなかいっぱい、満足〜^^*という、赤ちゃんの顔がなかなか見れず、
授乳の後、「待っててね、今、ミルクを作ってあげるね」なんて言いながら、
調乳しなくてはいけない慌ただしさ・・・
しかも、私のおっぱいは、量は少なかったものの、
和食中心の食生活だったせいか?!美味しかったようで
(味見してみると、本当にほんのり甘くさっぱりしていて美味しかったんです)、
赤ちゃんの方も味の違いが分かってくると、
「ミルクはイヤだ。おっぱいがいい」と哺乳瓶を拒否するようになったり、
親の方が泣きたいようなツライ日々が続いたこともありました。
完全母乳で育てた下の娘の時は、
上の子の時のあたふたぶりに比べれば
親にも赤ちゃんにも余裕がありましたので、
色んなことに躓かず、スムーズにいけば、
育児って、そんなに大変じゃないんだなぁ、
上の子の時は、一つ一つが手探りで、大変だったなぁとやはり思います。
しかし、二人の子の授乳期や離乳食期が終わり、
何年か経って、過ぎてしまって思うことは、
母乳かミルクかということは、そんなに大きな違いではないし、
あとで、いくらでも埋め合わせは出来るのではないかな、ということです。
まず、体重や発育の点
低出生体重児で産まれ、混合栄養で育った上の息子も、
幼稚園に入った下の娘も、二人とも、身長も体重も、
今現在、平均的な標準体型です。
味覚の点では、
今のところ、上の子の方が、好き嫌いなく何でも食べ、
特に、煮物や野菜たっぷりのスープなどが大好きです。
離乳食時から薄味を心がけ、栄養のバランスを考え、
毎食、毎食、手を抜かずに食べさせてきたのですが、
上の子は、お味噌汁などの和食中心メニューを美味しそうに食べ、
病気も滅多にしません。
一方、下の子の方は、完母で育ち、女の子で丈夫なもので、
ちょっぴり気を抜いて育てたせいか、
お兄ちゃんと同じ食べものを欲しがるせいか、
早くから、(年齢にしては)味の濃いものや、
甘くて美味しいものなどに慣れてしまって、
シンプルな野菜料理などを好き嫌いしたりで、
完食させるのに毎回苦労しています^^;
知能面でも、上の子はおしゃべりで言葉がとても早かったですし、
兄妹で、特に違いは感じません。
まぁ、性格は、上の子はおっとり、下の方がシッカリしていますが。
上の子は、顎の形も、丸くてちゃんと張っていて、
歯並びも特に気になる点はありません。
母乳が出なくても、生後5~6ヶ月から、
その子の体質に合った離乳食も工夫して与えられますし、
その後の食生活に気を配ることで、人生の最初の頃に
ちょっと足りなかった母乳の埋め合わせは
いくらでもできるのではないかなぁと感じています。
実際に、私は、ビタミン類や良質のたんぱく質などが
無理なく摂れるようなメニューを、
毎回、上の子に作ってあげて食べさせていたところ、
子どもの皮膚の色つやが良くなって、
アレルギー体質のような症状(アトピー並の肌荒れや
過敏なくしゃみなど)が、治まったのです!
今は、粉ミルクも、各メーカーが母乳に近づけようと研究を重ねた結果、
栄養面で安心して、母乳の代わりに上げられるものになっています。
その上で、おっぱいが少しでも出るのならば、
美味しいおっぱいを出せるよう食事などに気を配って頑張ってみて、
おやつ代わりにでも与えることが出来れば、
赤ちゃんも、必死に吸い付いてくれて、吸うことにより顎などの発育にも繋がり、
上手くいけば、吸い疲れて、そのまま寝てくれたりなんてこともあって、
嬉しかった覚えもあります。
あるいは、最初の1ヶ月、2ヶ月だけでも、
母乳を頑張って、あるいは楽しんであげてみたら、
例えその後、完ミになったとしても、
赤ちゃんが一番繊細な時期に、おっぱいを上げられた、
初乳だけは飲ませてあげられた、そんな思いを胸に、
その後は、栄養面では心配することなく、
ミルクに助けて貰ってもいいのではないかなとも思います。
そして、生後半年くらいからは、
工夫して離乳食を与え、心を込めて食事を与え、
お母さんの愛情と笑顔があれば、
子どもは、健康に育っていきますよね。
そういう風に、柔軟に考え方を切り替えていくことは、
その後、エンドレスに続いて行く育児生活の中でも、
必要なのではないかなぁとも思います。
だって、育児も子育ても、自分の理想通りになんて、
そうそうはいかないものです・・・
完璧主義よりも、
最優先することや大事な点を見極め、
割り切る部分は割り切って、
出来ないことを責めず、
出来るところで努力し、
そう出来る自分の柔軟さを肯定的に捉える、
そんな考え方の方が、心穏やかにリラックスできて、
親子にとって良い結果につながる気がします。
そんな風に思えるようになると、
実際に、混合栄養、ミルクのメリットもあったことに気がつきました。
まずは、子どもが、発育曲線にそって順調に育ってくれ、
体重増加や栄養面での心配をしなくて良かったこと。
検診の度に、「順調に育っています」と言って頂くことは、
やはり、不安も疲れることも多い子育ての中で、励みになりました。
母乳だけならば、
自分自身の母乳の栄養価や安全性、
自分が食べるものも気になりだしたら気になるものでしょうし、
そういう時に、ミルクを少しでも飲んでくれているというのは、
栄養源が二つあり、リスク分散というのか、
安心できる面もあったように思えます。
最近、乳児に、ビタミンD不足によるくる病が増えていると
NHKニュースで報道されていました。
くる病とは、足などの骨が曲がって変形し、
進行すると、歩行困難になることもある病気だそうで、
日本では、戦後の栄養不足の時期などに見られましたが、
その後、食糧事情の改善とともに見られなくなり、
過去の病気と思われていたそうです。
そして、今また、再び乳幼児にくる病が増えてきているとのニュースにも驚きましたが、
関東の健康な子供の血中ビタミンD濃度を測ると、4割の子供で
ビタミンDが不足していたそうなのです!
ビタミンDは、骨にカルシウムやミネラルを沈着させる働きがあるため、、
骨の成長に欠かせないのですが、このビタミンDが不足すると、
カルシウムなどの沈着が悪くなって、骨が柔らかくなり、
“くる病”になりやすいそうなのです。
そして、このくる病になる子の大部分が、
完全母乳で育った子だったそうです。
母乳は、栄養面でも免疫面でも情緒面でも、顎などの発達にも
非常にメリットがある一方で、ビタミンDだけがミルクに比べ
不足しがちな点に注意が必要なのだそうです。
どんなに努力してみても、母乳の出が良くならず不安がある場合は、
赤ちゃんの栄養不足を長引かせるよりも、
ミルクで栄養状態を改善させてあげた方が、
子どもの正常な発育にとっては良いのではと
考えさせられたニュースでした。
また、母乳のビタミンD濃度は母親のビタミンD摂取量にも影響を受けるため、
授乳中には、お母さん自身もビタミンDの補給に注意したり、
皮膚でビタミンDを作るためには、
紫外線を浴びすぎない程度の、適度の日光浴を
赤ちゃんにもさせるよう気を付けるよう、番組内で勧められていました。
私の場合は、やはり、母乳の分泌量に不安があったために、
ミルクとの混合育児を選んだのですが、その選択は、
間違っていなかったのかなぁとも思いました。
他に、混合栄養で良かった点は、
よく言われることですが、
夫や他の家族に、時々授乳を頼むことが出来たことです。
ただでさえ、母乳不足による夜泣きや、ぐずりなどなど、
一日中赤ちゃんの相手で、母親は疲れがちです。
それに、育児は長期戦なので、新生児期から、
パパをイクメンにしておいたら、後々で役に立ちそうでもあります(笑)。
ウチのパパも、ミルクを上げることにより、
父親としての愛情などが増していったようで、
今も、絵本の読み聞かせなど時々してくれて、
親の方も成長しているようにも感じます。
(棒読みだった昔に比べ、朗読がうまくなっている気がします(笑))。
そうそう、下の子の育児中、うかつにも、
上の子と一緒に、私が新型インフルエンザにかかったことがあります。
下の子は、完母でミルクを全く受け付けませんでしたので、
39度を超える熱があっても、赤ちゃんを抱っこして夜中に授乳しなくてはならず、
とてもきつかった覚えがあります。
ミルクなら、万一お母さんが体調を崩した時などは、
他の家族に1日くらい見てもらえることもできますので、
その点もメリットですね^^、
混合育児は、面倒なことも多いですが、
大変な事でも乗り切れば、
あとで、きっといい面もあったことに気づかされますので、
母乳不足による切ない思いや乳頭混乱などで悩まれているお母さん方、
乳児期は一時の間ですから、心に余裕を持って乗り切られて下さいね^^
最後に、ビタミンDが多い食材を調べてみたのですが、
野菜や豆類には全くと言っていいほど含まれていないように、
非常に、存在する食材が偏っているんですね。
多く含まれているのは、いわしやさけなどの魚類全般、
そして、きくらげ(とっても多く含まれていてビックリ!)や
干しシイタケなどのキノコ類、卵ならば、卵黄に含まれているようです。
卵アレルギーで卵などを食べない親子が増えた点も
ビタミンD欠乏症が増えているは背景にあるのではと言われていますが、
卵アレルギーの人でも、卵白のみに反応し、
卵黄ならば大丈夫だという人も実は多いと聞きますので、
食物アレルギーがある人ほど、バランスよく栄養が摂れるように、
時々意識しておかなくてはいけないなぁと感じました。
ビタミンDは、しらす干しやかつお節、きのこ類などにも含まれていますので、
離乳食時に、うまく利用できればいいですね。

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